【ローバーミニレストア記録】メインハーネス作成編その1|ヒューズボックスの土台作りと配線準備

エンジン編

こんにちは、ザキヤマです。

今回はローバーミニ再生記録、配線作成編です。

前回、配線の設計と純正ハーネスの撤去を行いました。
今回はいよいよ、新しいメインハーネスを作るための部品を揃え、ヒューズボックスやリレーを設置するための土台作りを進めていきます。

正直、あまりやりたくなかった作業です(笑)

ただ、前回のように配線が燃えてしまった以上、ここは避けて通れません。
安全に乗れるローバーミニにするためにも、電装系をしっかり作り直していきます。


配線作成に使う部品を準備

まずは今回用意した部品の紹介です。

今回揃えた主な部品は以下の通りです。

ホーン
メガヒューズ
ヒューズボックス
リレーホルダー付きヒューズボックス
ヒューズ付きリレー
配線スタッド
各種配線
端子類

基本的にはAmazonで揃えました。

もちろん、実際に作業していく中で足りない部品は出てくると思います。
配線作業は、やりながら必要なものが見えてくる部分も多いので、まずは大まかに必要な部品を揃えた形です。


ホーンも新品へ交換

まず用意したのはホーンです。

車両には元々ホーンが付いていましたが、生きているかどうか分からないことと、ホーンは意外と壊れる部品でもあるため、せっかくなので新品を用意しました。

適当に選んだ結果、少し重低音寄りのホーンになりました。

500Hzと400Hzのタイプだったので、音の雰囲気は少し現代車寄りになるかもしれません。
ただ、ホーンは交換しようと思えば後からでも比較的簡単に変えられるので、まずはこれで


メイン電源用にメガヒューズを用意

次にメガヒューズです。

メガヒューズは、今回の配線作成でかなり重要な部品です。

バッテリーから来る大電流が流れる部分に入れる、一番大きなヒューズになります。

今回はまず60Aからスタートする予定です。
容量が足りなければ、70A、80Aと段階的に上げていく想定です。

ヒューズは大きければいいというものではありません。

最初から容量の大きすぎるヒューズを入れてしまうと、本来切れてほしい場面でも切れず、配線側が先に熱を持ってしまう可能性があります。

そのため、まずは安全側から確認しながら決めていきます。


ヒューズボックスとリレーホルダーを準備

続いてヒューズボックスです。

今回は6連のヒューズボックスを複数用意しました。

実際に使うのは4系統程度の予定ですが、今後の拡張や予備も考えて、少し余裕を持たせています。

また、リレーホルダー付きのヒューズボックスも用意しました。

ただし、このリレーホルダーはそのまま使えるわけではなく、内部の配線を組み替える必要がありそうです。

現状では、ヒューズ側とリレー側の電源系統が一体になっているため、こちらがやりたい配線構成とは少し違います。

最終的には、リレーを通してからヒューズへ流す形にしたいので、後ほど中身をバラして組み替えていきます。


リア熱線用にヒューズ付きリレーを使用

リアガラスの熱線用には、ヒューズ付きリレーを用意しました。

リア熱線は消費電力が大きいため、通常の小電流系と同じように扱うよりも、専用のリレーとヒューズで制御した方が安心です。

ヒューズ付きリレーは探すのに少し苦労しましたが、今回は熱線用として使う予定です。

リア熱線は、雨の日や寒い時期にかなり重要な装備です。
ローバーミニのような古い車でも、使える機能はできるだけ活かしていきたいところです。


配線スタッドで電源を分岐させる

次に配線スタッドです。

配電ブロック 12V 150A スタッド配電ブロック 配電ブロック 5x1/4インチ M6 12ボルト DC 150A 簡単取り付け バッテリー バスバー 車 ボート ソーラー配線用 [並行輸入品]
製品仕様 製品サイズ:5.9×1.4インチ 製品材質:銅 製品カラー:赤 パッケージ内容: 銅製バスバーケーブル管理ネジ 1組 × 4個

これは、バッテリーから来たプラス電源を複数に分岐させるための部品です。

今回の配線では、メガヒューズを通したあと、配線スタッドで各系統へ電源を分けていきます。

常時電源
イグニッション電源
灯火類
リア熱線
予備系統

このように、用途ごとに電源を分けることで、後からトラブルが起きた時にも追いやすくなります。


配線は8色で用意

配線もまとめて用意しました。

本当は純正のように細かく色分けしたいところですが、色数を増やしすぎると管理が大変になります。

今回は絞りに絞って、8色の配線を使うことにしました。

もちろん、すべて同じ色でも配線自体はできます。
ただ、後から見た時に何の配線か分からなくなると、修理や点検がかなり面倒になります。

そのため、電源系、灯火類、信号線など、できるだけ役割ごとに色を分けながら作っていく予定です。

また、流れる電流に合わせて配線の太さも変えていきます。

大電流が流れるメイン電源系は太め。
リレーの信号線やメーター系は細め。
このあたりを使い分けながら作業していきます。


ヒューズボックスを置く土台を作る

部品紹介が終わったので、次はヒューズボックスやリレーを設置するための土台作りです。

今回は助手席側のダッシュ下あたりに、ヒューズボックス類をまとめて設置する予定です。

最初はグローブボックス内に収める案も考えましたが、スペース的にかなり厳しそうでした。

さらに、メガヒューズや配線スタッドも置く必要があるため、単純に奥へ押し込むだけでは収まりません。

そこで今回は、吊り下げ式のプレートを作り、その上にヒューズボックス類を固定する方向で進めました。


まずは木の板で仮合わせ

いきなり本番用のアルミプレートで作ると、失敗した時に面倒です。

なので、まずは木の板を使って仮合わせをします。

寸法を測りながら、車両側に合わせてカット。

最初は少し大きかったので、現物合わせで少しずつ詰めていきました。

こういう作業は、図面だけではなかなか決まりません。
実際に車両へ当ててみて、干渉しないか、固定できるか、配線が通せるかを確認しながら進める必要があります。


吊り下げ式で固定することに

最終的には、土台を吊り下げる形にしました。

手前側はエアコン用のステーを利用し、L字ステーで固定。
奥側はボルトやステーを使って吊るす形にします。

この方法なら、グローブボックス側のスペースを完全に潰さずに済みます。

とはいえ、配線やヒューズボックスが入るので、元々のように広く使えるわけではありません。

実際には「車検証が入ればいいかな」くらいのスペースになりそうです。


ヒューズボックスを仮置き

土台の形が決まったら、ヒューズボックスやメガヒューズ、配線スタッドを仮置きしていきます。

最初は、ヒューズボックスを複数並べるレイアウトにしていました。

見た目としては悪くなかったのですが、実際に車両へ付けてみると問題が出ました。

ヒーターコアと干渉してしまったのです。

完全に存在を忘れていました。

配線作業に集中していると、こういう既存部品との干渉を見落としがちです。


ヒーターコアとの干渉でレイアウト変更

ヒーターコアに当たることが分かったため、土台のサイズを詰め、ヒューズボックスの数も見直しました。

結果的に、ヒューズボックスを1つ減らして、6連ヒューズボックス2つを使うレイアウトへ変更。

メガヒューズや配線スタッドの位置も調整し、干渉しないように配置し直しました。

一度作った板は穴だらけになってしまいましたが、今回はあくまで仮合わせ用です。

最初からアルミで作らなくて本当に良かったです。

木の板で試したことで、干渉位置や必要な逃げが分かりました。

本番では、この仮板をベースにアルミプレートで作り直す予定です。


ダクトやヒーターホースも確認

ヒューズボックスを仮置きした状態で、ヒーターコアやダクト、ヒーターホースとの位置関係も確認しました。

エアコンのダクトは片側を少し無理やり通す形になりましたが、なんとか成立しそうです。

ヒーターホース側もスペースは確保できました。

ただし、外気導入ダクトについては、ジャバラがなかったこともあり、今回は無しの方向になりそうです。

調べてみると、無くても走れないわけではなさそうですが、本来はあった方が良い部品だと思います。

このあたりは今後の課題になりそうです。


リレーホルダー付きヒューズボックスをバラす

次に、リレーホルダー付きヒューズボックスの中身を確認します。

現状では、リレーの電源系統とヒューズの電源系統がつながっており、こちらの使いたい構成とは違いました。

今回やりたいのは、リレーを作動させてからヒューズへ電源を送る構成です。

そのため、リレーとヒューズの系統を一度独立させる必要があります。

リレーは4極リレーを使う予定です。

端子番号でいうと、

30が入力
87が出力
85と86がコイル側の制御線

という使い方になります。

元々付いていた5極リレー用の配線では、87Aの端子が不要になるため、使わない端子を抜いていきます。

いわゆる「ケースだけ使って中身を組み替える」作業です。


専用工具なしで端子を抜く

端子を抜く作業では、本来であれば専用の端子抜き工具を使うべきです。

ただ、今回は手元に専用工具がなかったため、細い工具を使って端子を抜いていきました。

これはあまりおすすめできる方法ではありません。

端子を傷める可能性もありますし、工具の使い方としても正しいとは言えません。

配線作業をしっかりやるなら、端子抜き工具は用意した方が良さそうです。

とはいえ、今回はなんとか不要な端子を外し、リレー側の配線を組み替える準備を進めました。


メガヒューズから配線スタッドまでの配線を作成

続いて、メイン電源の上流側の配線を作っていきます。

バッテリーから来た電源がメガヒューズへ入り、そこから配線スタッドへ流れる部分です。

ここは大きな電流が流れるため、太い配線を使います。

端子を圧着し、熱収縮チューブを使って根元を保護しました。

熱収縮チューブは、ドライヤーなどで温めると縮んで端子部分を覆ってくれます。

見た目が良くなるだけでなく、端子の根元を保護したり、万が一の短絡防止にもなります。

こういう部分は見えにくいところですが、できるだけ丁寧に作っておきたいところです。


配線スタッドからヒューズボックスへ電源を送る

メガヒューズから配線スタッドまでの配線ができたら、次は配線スタッドからヒューズボックスへ電源を送る配線を作ります。

配線スタッドに入った電源を、各ヒューズボックスへ分岐させるイメージです。

長さを合わせて配線を切り、端子を付けて接続できるようにします。

まだ必要な端子が足りない部分もあったため、今回は途中までの作業になりました。

ただ、メイン電源の流れとしてはだいぶ見えてきました。

バッテリーから電源が来る。
メガヒューズを通る。
配線スタッドで分岐する。
ヒューズボックスへ流れる。

大まかな構成はこの形で進めていきます。


今回は仮組みと一部配線作成まで

今回は、ヒューズボックスの設置場所を決め、仮の土台を作り、メガヒューズや配線スタッドの配置を考えました。

さらに、メガヒューズから配線スタッド、配線スタッドからヒューズボックスへ向かう一部の配線も作成しました。

まだまだ完成までは遠いですが、電装作業は焦らず進めるしかありません。

特に今回は、配線が一度燃えている車両です。

見た目よりも安全性を優先して、確実に作っていきます。

次回は、イグニッション系のヒューズボックス設置や、キーシリンダー側の配線確認を進めていく予定です。


まとめ

今回は、ローバーミニのメインハーネス作成編その1として、以下の作業を行いました。

配線作成に必要な部品紹介
ホーン、メガヒューズ、ヒューズボックスの確認
リア熱線用ヒューズ付きリレーの確認
配線スタッドの準備
配線色と太さの検討
ヒューズボックス設置用の仮土台作成
助手席側への吊り下げレイアウト検討
ヒーターコアとの干渉確認
ヒューズボックス配置の見直し
リレーホルダー付きヒューズボックスの分解
メガヒューズからスタッドまでの配線作成
スタッドからヒューズボックスへの配線作成

配線作業は地味ですが、旧車を安全に乗るためにはかなり重要な作業です。

純正の雰囲気を残しながら、中身は安全で整備しやすい構成へ。

次回も引き続き、ローバーミニのハーネス作成を進めていきます。


コメント